谷内 農地水保全会

斜面の雑草を抑える防草シートの設置には「シート押さえピン」が大量に！大量に！大量に！必要です。

このピンを先に組み立てておく、見た目へ地味だけれど大事な仕事を担当してくれるのが、集落の女性や高齢者を中心にした皆さんです。

大切な水路を守るため、毎年の清掃活動（川普請）を実施しています。

子ども会のこどもたちも農道のゴミ拾いで地域を守ることとを学びます。どうせやるなら楽しくね

河の最上流の私達が水質のチェックをし続けることは、河～海でつながったみなさんすべての安心になるのだと。ちょっと大げさだけれど、信じているのです！

当会のある新潟県津南町は苗場山のふところ、硬い大地を大きな川が削り取ることでできた河岸段丘と呼ばれる特別な地形を持つ地域です。
段丘は巨大な階段の格好をしており、山々に積もった雪や雨は大地に染み込み、この階段の端からコンコンと湧き出します。
そのため、当地は豊かな湧き水に恵まれ、大地が潤うことで、野菜や魚沼コシヒカリが育まれています。
そんな大切な湧水を守り、伝えてゆくために当会では、水路だけでなく、湧水池の手入れもしています。

春一番！草木が芽吹く前に田畑の”のりめん”＝大きなアゼに防草シートを張っていきます。
雑草を刈り取る手間を減らし、除草剤の仕様も減らします。

当地を流れる水の水質調査を行ってきました。
これまでは、外部の調査機関にサンプルを郵送して測定してもらっていましたが、
本年度からは、周辺の農地や人家が及ぼす影響を更にはっきりとさせようと、測定場所や項目を増やし、
自分たちで測定をする試みをはじめました。

現在、湧水地点、竜ヶ窪出口、集落中下流の３箇所で春〜秋に５回採水し、水温・pH・EC・DO・CODに加え、
りん・亜硝酸・硝酸・全窒素の測定をしています。

慣れない作業ですが、水環境の専門家の方からの指導を受け、老眼鏡をおでこにあげてがんばって測定しています（笑）

当地は積雪が３mにもなる国内でも有数の豪雪地帯です。
この雪を溶かし、冬の生活を守るために、水の確保はとってもたいせつです。
本格的な冬を前に集落総出で水路の掃除をしました。

これまで砂利道だった場所を部分的にコンクリートで補修します。
ただ舗装するだけでなく、雨水が田んぼに入ってしまわないように、快適で長持ちするように、よくよく検討してからの作業になります